2016年08月08日
少年の3DSを救った日(夏休みの思いで?)
先日の事である。
トイレに行きたくなり、コンビニに急いだ。
コンビニ前の駐車場に車を真っ直ぐ止めてサイドブレーキを惹いた。
丁度目の前がゴミ箱が並んでる場所。
車のエンジンを切ってキーを引き抜きドアを開けた時
止めた車とゴミ箱の間に
2人の少年がいつのまにか立っている。
ボクが車の側に立ちドアから手を離したその瞬間声が響いた。
『やべ!』
その、小学校2〜3年くらいの2人の少年のうちの
少し背の低いほうの
短バン、タンクトップに野球帽をかぶった子が
大きな声を出していた。
しかもかなりあわてているようで、
『DSの画面に飛んだ!』
と騒いでいる。
ボクはそのゴミ箱前の少年と車の間を通り過ぎながら
フッと騒いでいる野球帽子の子に視線を落とすと瞬時に事態を理解した。
どうやら左手に3DSを持ちゲームをしながら右手に握ったパピコ(アイス棒)を強く握りしめすぎたのか
3DSの画面のど真ん中に見事に白いアイスの液が飛び散っていた。
『やべえ、オレ洗って来る!』
そうもう一人の短パンにTシャツにリュックを背負った友達にいうや否や
ボクの横をすり抜けて、コンビニの店内へ3DSを握りしめて飛び込んでいった・・・・。
一瞬の出来事にぼけーっとその場を傍観していたボクの脳裏に
その飛び込んでいった少年の
『オレ洗って来る!』
という言葉がなぜか繰り返し
リフレインしていた。
『洗って来る』
『洗って』
ん、洗う???
3DSを洗うのか???????
洗えるのか今の3DS・・・・・・。
って違うやろ!!!
という事に気がついたボクは
急いで野球帽の少年の後を追った!
本の並んでる奥のトイレのドアにその子が手をかけたときは
ボクはまだ店の入り口に入ったばかりだった。
このトイレまでの距離がもどかしい。
ボクがたとえ少年にたどり着いても
3DSを蛇口に突っ込んでしまったら一巻の終わりなのだから。
ほんの数mがとても長く感じた・・・・・。
ボクがトイレのドアを開けた時
洗面所に立っていた野球帽の少年は
丁度蛇口の水を勢いよく出しており
その左手に持った3DSがほんの後10センチくらいの距離で
まさに突っ込む寸前だった!
『ボク!その3DSって防水だったっけ?』
と驚かさないくらいのやや落ち着いたトーンでしかも割と大きな声で
ボクはその野球帽の少年に向かって声を発していた。
少年の左手が寸前で止まりこちらを振り返ってくれた。
『え?』
野球帽の少年が小さな声を発したか発しないぐらいに
『それ防水じゃない!洗うなよ!』
とボクの後ろからかなりあわてた子どもの声がした。
野球帽の少年の連れのTシャツリュックの少年が
少し息を切らせながら
大きな声を発していた。
野球帽の少年は事の事態を理解出来たのか、
ようやく3DSを少し引っ込め
『画面だけ拭いとこっ』とつぶやきながら
濡らした指先で
白いアイスの飛び散った液を拭ってトイレットペーパーで拭き始めた。
3DSの無事を確認すると
やっとトイレに入っていったボクでした。
心身共にほっとして
用を足す心地よさと言ったらそれはもう・・・・・。(^-^)
トイレも終わり
お店の玄関から店外へ出ると
『どうもありがとうございました!』
とTシャツリュックの少年が店の入り口でお礼を言ってくれたのにはビックリした。
そして野球帽の少年に向かって、おまえもお礼言っとけよと指図していたが
その子は何だかうやむやにしていた。
『いや、間に合ってよかったよ』と軽く返事を返しながら車に乗り込んだのでした。
もし、あのまま蛇口から勢いよく流れる水流に
3DSを突っ込んでいたら
野球帽の少年にとってほろ苦い夏休みの思い出になった事だろう。
しかし連れの、Tシャツリュックの少年の礼儀の良さよ。
どんな親御さんか一度みて見たいと思う自分に
ふと、こういう事を考えるようになったという事は
年を取ったという事かと、自分に自分で苦笑してしまった。。
なんにせよ、一人の少年と1台の3DSを救った
その日の
遠くに見える入道雲が白かったのはボクの記憶に残る事だろう。
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Posted by バウルー at 22:12│Comments(0)
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